恨み、批判、罪悪感、そして恐れは諸悪の根源

　恨み、批判、罪悪感、恐れ、この四つが、身体や人生に大きな問題を引き起こします。こうした感情が生じるのは、他人を非難するばかりで、自分自身の経験に無責任だからです。私たちみんなが、１００パーセント自分の人生に対し責任を持てば、他人を責めることもありません。何が起ころうとも、「外界」は、私たちが内側で考えていることを映し出す鏡にすぎません。他人の見下げ果てたふるまいを見て見ぬふりをするわけではありませんが、そういう行動を取る人を身の回りに引きつけるのは、私たちの思い込みがそうさせるのです。

　気付いてみると、「何の根拠もないのに、みんないつも私のことをあれこれ言うし、批判する。私をボロ雑巾扱いする」と独り言を言っていませんか。それがあなたのパターンなのです。あなたの考えに引きつけられてそう言う態度をとる人が近づくのです。あなたが考えを改めれば、その人はあなたを煩わさずにどこかで新たな人を見つけて同じようにふるまうことでしょう。そうなれば、もうあなたはそんな人を引きつけたりしません。

　感情が身体に現れるパターンのいくつかを見てみましょう。

　長い間恨み続けると、身体を蝕みいわゆる癌に侵されます。いつまでも人を批判し粗探しをしていると、関節炎にかかりやすくなります。罪悪感は罰を招き、その罰によって痛みが起こります（私を訪ねくる人は多くの痛みを訴えますが、彼らは大きな罪悪感を抱え込んでいるのです）。恐怖やそれに伴う緊張は、薄毛、潰瘍になりやすく、足が痛んだりします。

　相手に恨みを持たずに寛大であれば、癌でも治せることを私は発見しました。簡単に言い過ぎるとお思いでしょうが、その効果を見てきましたし、私自身も経験したのです。